今回は、つみたてNISAで銘柄をいくつ購入するのがベストなの?というテーマです。
因みに、つみたてNISAでおすすめの商品は
前の記事で紹介しましたので
閲覧して頂ければわかると思いますが。
おすすめされた商品の中からいくつ購入すればいいのか?っと
困ってしまう方も多いのではないでしょうか?
よく分散投資が良いと聞きますが
とりあえずいくつか購入しておけばいいのか?っと
意味のない分散投資になっているかもしれません。
そこで今回は、『なぜ分散投資をするのか?』
また、『意味のある分散投資・意味のない分散投資』を
具体的な例を挙げて紹介していきます。
最後まで閲覧して頂くと『意味のある分散投資』が
出来るようになっているはずです。
どうして複数の銘柄を購入すると良いのか!
まずつみてたNISAではいくつの銘柄を購入するのが正解かというと
それは、商品によって異なるというのが答えです。
銘柄をいくつ購入すれば良いかを理解するには
何のために複数の銘柄を購入するのか?っと
いうところを理解することが不可欠なので
先に何のために複数の銘柄を購入するのか?について話をしていきます。
なぜ、複数の銘柄を購入するのが良いかというと
相場が暴落した時の損失を軽くすることが出来るからです。
複数の銘柄を購入しておくと
ある銘柄が暴落したタイミングで、別の銘柄は暴落しない
という事が起きるので資産全体でみると
特定銘柄による損失の影響を緩和することが出来ます。
例えば特定の企業の株に全資産を投資していたとすると
その株価が下落した場合
あなたの全資産も下落してしまいます。
弱気相場の前では株価は半減してしまいます。
個別株の場合だと80%・90%の
下落というのも起こりうるので
1つの銘柄に全財産をつぎ込むのは
高リスクだというのが分かるかと思います。
上記に挙げたような事を避けるために
銘柄を分散させるという意味です。
銘柄を組み合わせるときに大事なことは
異なる値動きをする銘柄同士を組み合わせるという事です。
同じような値動きの物を組み合わせたとしても
リスクは減らないので分散効果はありません。
値動きの異なる銘柄の組み合わせ
どうすれば、異なる値動きの銘柄を選べるのかというと
異なる資産クラスを組み合わせるという手法です。
資産クラスとは
『投資対象となる資産を似たような値動きをするグループにままとめたもの』です。
代表的なもので言えば
『日本株式・先進国株式・新興国株式・米国株式・全世界株式』
複数の銘柄を購入する際は
リスクを減らすために、これらの資産クラスの中から
異なる資産クラスを選ぶようにする事です。
なので、おすすめランキングなどの銘柄を
とりあえず購入してしまうのはやめて
おすすめされている銘柄がどの資産クラスに
該当する銘柄なのかを確認したうえで
購入するようにしましょう。
これで無駄な分散投資を避けられるようになります。
意味のある分散投資の具体例
次に、意味のある分散投資を見てみてます。
意味のある分散投資の代表例は
異なる資産クラスの銘柄を購入しているというパターンです。
異なる資産クラスであれば
値動きはそれぞれ異なるからです。
代表的な資産クラスの値動きとして
例題に先進国株式と新興国株式の値動きを見てみます。
グラフにすると上記になります。
グラフは1990年頃から2015年頃までの値動きです。
新興国は値動きが激しいですが先進国よりも
大きなリターンをあげています。
逆に先進国は値動きが穏やかで
リターンも控えめにです。
新興国株式って凄い!って思うかもしれませんが
念のため直近10年の推移も見てみます。
新興国より先進国のリターンが高くなっています。
というのは、先進国株式の内訳の半分以上が米国株式だから
米国株の好業績が反映されているからです。
最近では米国が新興国に与える影響がより大きくなっているので
値動きもよく似てきています。
値動きが似てるのであれば、先進国株式だけでいいのでは?っと
思うかもしれませんが新興国と先進国はそれぞれ分けて保有しておくのが
より無難で良いと思います。
グラフで挙げたように直近10年間では米国と連動して
似たような値動きをしていますが
今後10年、20年で米国株と連動して同じような値動きを継続している保証はないからです。
どこかのタイミングで新興国が先進国を凌駕し始めても
まったく不思議ではありません。
将来の値動きに関しては、何か確信めいたものを持っている方であれば別ですが
10年、20年後を正確に予測できる人は存在しないので
初心者の方であればより無難に新興国と先進国を
異なる値動きをする資産クラスと把握しておく方が良いかと思います。
意味のある資産クラスの組み合わせ
先進国と新興国のほかにも
別々に購入して意味のある資産クラスの組み合わせもあわせて紹介しておきます。
- 先進国株式+新興国株式
- 先進国株式+新興国株式+日本株式
- 先進国株式+日本株式
- 新興国株式+日本株式
上記は、投資先の重複がない組み合わせです。
効果が薄れる資産クラスの組み合わせ
逆に分散効果の薄い組み合わせもあります。
下記は資産クラスの内部で投資先が重複しています。
- 全世界株式+先進国株式
- 全世界株式+新興国株式
- 全世界株式+日本株式
- 先進国株式+米国株式
内部を理解した上で資産クラスを購入している方は問題ありません。
ただ、資産クラスの区別を理解していなくて
同じ地域に投資してしまっていた場合は
今後注意するようにしてみてください。
初心者の方は複数よりも1点買い!
ここからは初心者の方向けに解説をしていきます。
結論から言いますと
初心者方は複数の銘柄を購入する必要はないです。
全世界株式の商品1点買いがおすすめです。
全世界株式の投資信託は
この1点を購入するだけど
全世界の選別された株を保有することが出来るからです。
しかもファンドの中で自動的に配分の調整をしてくれているので
皆さんが自分自身でメンテナンス作業を行う必要もありません。
投資信託を初めて購入するような初心者の方には
全世界株式から始めるのが良いかと思います。
最後に
現時点で同じ資産クラスの商品を複数所持してしまっている場合は
売却しないようにして下さい。
分散効果が期待できないだけで複数の商品を持っていても
デメリットはないからです。
無理やり売却をしてしまうと
つみたてNISAの非課税枠が消滅してしまうので
間違っても売却だけはやめておきましょう!
商品は売却せずに保有したまま今後の積み立てる商品をどれか一つに絞りましょう
このブログでは資産運用に役立つ知識を紹介していきます。
少しでも皆さんのお役に立てると幸いです。
また、こんなのもあるよ~っというアドバイスなど御座いましたら
コメント欄よりメッセージを頂けると幸いです。
それでは、また次回のブログをお楽しみに(^^♪
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